お菓子がやめられない…40代女性の“甘味依存”脱出ダイエット

2025/06/03 ブログ
お菓子がやめられない…40代女性の“甘味依存”脱出ダイエット

大阪西区の女性専用パーソナルトレーニングジム「Styledgeスタイレッジ」です。

 

今回のテーマは「お菓子がやめられない…40代女性の“甘味依存”脱出ダイエット」です。

 

はじめに∕なぜ40代女性は甘いものがやめられないのか?

 

40代を越えると、ホルモンバランスの変化により、甘いものを欲する欲求が高まることがわかっています。特に、エストロゲンの減少は、心の予算機能やストレス管理を悪化させ、甘いもので自分をケアしたい欲求を高めます。

 

また、結婚、子育て、仕事などで多くのストレスを抱える40代女性は、その発散所として甘味を選びがちなのです。

 

じっさい、Nutrition Journal (2024)の課題では、「40代女性の60%が甘いもののせいでダイエットに失敗した経験がある」という結果が出ています。

 

これはもう「意志の問題」ではなく、体の内側からのサインです。

 

さらに、加齢とともに基礎代謝が低下し、エネルギー消費量が減るため、摂取カロリーをうまく消費できず体脂肪として蓄積しやすくなります。このため、甘いものを食べる習慣が肥満のリスクをさらに高めてしまうのです。

1.甘味依存のサインをチェックしよう

次のような状況に心当たりはありませんか?

 

  • 毎日、必ず甘いものを口にしないと落ち着かない
  • 一個だけのつもりが、止まらなくなってしまう
  • 甘いものを減らそうと思っても続かない
  • 甘いものを食べた後に罪悪感を覚える
  • 空腹でないのに甘いものを口にしてしまう

 

これらは、アメリカ精神医学会(APA)が描く「食物依存症」のチェックリストに一致します。

 

まずは、自分が甘味依存のサインを持っているかどうかを自覚することが、脱出の第一歩です。

 

甘味依存は、脳内のドーパミン報酬系が関与しており、砂糖を摂取することで快楽を感じ、それを繰り返したくなる「依存性」が形成されます。アルコールやニコチンと同様に、脳が「もっと欲しい」と要求する仕組みなのです。

2.砂糖が体に与える影響とは?

甘いものに含まれる砂糖は、秘かにカラダスパイクを通じて血糖値を大きく上げます。これがあると、結果的に血糖値が急降し、再び甘いものを欲するスパイラルを作ります。

 

これが繰り返されると、インスリン抵抗性の低下や内臓脂肪の積縮、そして肌の老化が進行します。さらに、砂糖の消費にはビタミンやマグネシウムなどのミネラルが必要で、不足するとより体が甘味を欲しがるサイクルに。

 

The American Journal of Clinical Nutrition (2023)によれば、砂糖採取量が日25gを超えると、メタボリックシンドロームのリスクが2倍に増大するという結果も出ています。

 

また、砂糖の過剰摂取は、腸内環境の悪化にもつながります。悪玉菌が優勢になることで腸内フローラのバランスが崩れ、免疫力の低下、便秘、肌荒れなどの原因にも。

 

WHO(世界保健機関)は、1日の砂糖摂取量を総エネルギー摂取量の5%未満(約25g)に抑えることを推奨していますが、実際の摂取量はその倍以上というデータも報告されています。

3.やめられない甘味依存、どう抜け出す?

ポイントは「約束しすぎない」こと。急に「終断」しようとすると、踏み外れる可能性が高まります。

 

①少しずつ減らす

 

日本女性の平均的な砂糖採取量は1日あたり50g前後。これをまず5gずつ減らすというように、スモールステップで進めましょう。

 

最初は間食の回数を1回減らす、ジュースを水に替える、といった小さな工夫から始めるのがおすすめです。

 

②タンパク質を意識した食事

 

タンパク質は満腹感を高め、血糖値を穩定させるので、甘味に手が出にくくなります。麒麟肉、サバ、大豆製品を意識的に操りましょう。

さらに、食物繊維も取り入れると、血糖値の急上昇を防ぐ効果があります。野菜、きのこ、海藻をたっぷりと摂取する習慣をつけましょう。

 

③水分補給とミネラル補充

 

隠れ脱水やミネラル不足も、甘いもの欲を高める要因。特にマグネシウムやクロムの不足には要注意。

 

こまめな水分補給(1日1.5L以上)と、ナッツ類や葉物野菜などミネラル豊富な食材を意識して摂取しましょう。

 

実際に、これらを実践して甘味依存から脱出した40代女性のケーススタディも複数報告されています。

 

④睡眠の質を高める

 

睡眠不足は食欲をコントロールするホルモンバランスを乱し、甘いもの欲求を強めます。1日7時間以上の良質な睡眠を目指しましょう。

4.40代女性におすすめ!“脱・甘味依存”ダイエットプラン

(朝)

即座に血糖値を上げない高タンパク朝食

 

  • 納豆
  • ギリシャヨーグルト

 

これに加えて、アボカドやトマトを添えると、ビタミンとミネラルもバランスよく摂取できます。

 

(昼)

満腹感を重視した低GIランチ

 

  • 玄米
  • 麒麟肉
  • アボカドサラダ

 

加えて、きのこスープや味噌汁をプラスすれば、食物繊維も補え、満足感がアップします。

 

(夜)

食後の甘いものが欲しいときの代用

 

  • ナッツ
  • 高カカオチョコレート

 

ナッツは素焼きで無塩のものを選びましょう。高カカオチョコレートはカカオ70%以上のものがベターです。

 

(間食)

 

  • プロテインドリンク
  • 無糖ヨーグルト+ベリー類

 

ベリー類は抗酸化作用が高く、ビタミンCも豊富。ヨーグルトと組み合わせれば腸内環境改善にも役立ちます。

 

週末

  • 「ごほうびデー」を設定して継続しやすく。

 

完全に甘いものを断つのではなく、計画的に「楽しむ日」を作ることでストレスを溜めない工夫を。

5.甘味依存から自由になった先に待っているもの

甘味依存から脱出できると、得られるメリットは計り知れません。

 

  • 体重減少
  • 肌質改善
  • 疲労感の軽減
  • メンタルの安定
  • 睡眠の質向上

 

海外研究(Journal of Nutrition & Health, 2024)によれば、砂糖摂取量を30%減らしたグループは、8週間後に体脂肪率−4%、幸福度+15%という改善が見られたと報告されています。

 

さらに、血糖値の安定によって集中力が向上し、仕事や家事のパフォーマンスもアップするでしょう。

まとめ∕小さな一歩が未来を変える

甘いもの依存は意志が弱いせいではありません。ホルモンや環境が大きく関係しています。

 

ゆるやかに、でも確実に減らしていく戦略が40代女性にはぴったり。まずは今日、いつものお菓子を1個減らすことからスタートしてみましょう。

 

"未来の自分"がもっと好きになるために、今日できる小さな変化を積み重ねていきましょう。

 

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参考文献

  • Nutrition Journal, 2024: "Sugar Addiction in Middle-Aged Women: Hormonal and Psychological Factors."
  • The American Journal of Clinical Nutrition, 2023: "Sugar Intake and Metabolic Syndrome Risk."
  • Journal of Nutrition & Health, 2024: "Effects of Reduced Sugar Intake on Body Composition and Mental Health."
  • WHO: "Guideline: Sugars intake for adults and children," 2015.